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hirano関数@2012/10/31 10:19
「コットン」の非正規表現

こんにちは、関数です。

 

前回は捏造疑惑で、

世間をお騒がせしました。

捏造と言えば《神の手》ですね、

それには少々個人的な思い出もあるのですがそれは措いて、

もすこし抽象的な話をしましょう。

 

捏造。

これはじつに、

禍々しい瘴気を醸すもので、

ジャーナリストが喜びそうな単語ですね。

どうせ捏造などするのは、

政治家とか官僚とか社長とかのお偉方に決まっているから、

そら捏造が発覚だと来れば、

たちまち飢えた獣たちのように飛びかかって、

隠微な楽しみを楽しむのです。

楽しむのは、

捏造を最初に見付けた人ではない。

それを聞きかじって逆上して飛びかかる大勢のほうです。

 

しかし。

捏造にはいいこともあります。

たとえば、

ディズニーランドは捏造である。

 

これだけで充分に伝わりますでしょう。

つまり、

捏造とは、

人間のすばらしい能力です。

堂々と嘘をつくことが、

人間らしさの発露です。

だから、

推理小説は捏造である。

スター・ウォーズは捏造である。

化粧は捏造である。

星占いは捏造である。

 

ブログなどは捏造の典型的なもので、

今日も今日とて、

こうして吾人は何事かを書き綴っておりますが、

それは何事か。

何事でもありゃしません。

ここに書くようなことを吾人が普段から考えているかと言えば、

ちっとも考えません。

そんなことばかり考えていたら、

プログラマの仕事が疎かになるからです。

上司に叱られちゃう。

我が任務は、

スクリプトを書くことです。

ブログを書くことではない。

 

だから、こう、

何かを書こうと思って何かを書くときだけ、

吾人は別の人格を引っ張り出します。

それは、

明らかに普段の様子ではない、

正体不明の謎の人格です。

よって、

捏造です。

ディズニーランドのように、

などとは決して申しませんが、

泥団子のように、

くらいには皆さまのお気に召したらいいな、

と思って捏造しています。

 

それでは突然ですが毎度おなじみ意味なし五七五、

「コットン」の非正規表現。

 

 

次回は「がま口」です。

hirano関数@2012/10/30 10:30
「権利」の非正規表現

こんにちは、関数です。

 

樽に収まった人間のことが前回出ましたが、

そういうことなら、

世界的有名人がいますね。

ディオゲネス。

樽に住んだギリシアの哲人です。

 

樽に住んだ、

と何気ない風に書きましたが、

この時点で既にこの人、

なかなか味わいがありますね。

どちらにお住まいですか。

樽です。

ごろごろごろ。

こりゃ便利だ、

樽に住んでいれば、

その場所に飽きたら次の場所を求めてごろごろ、

転がって行けばいいような気がする。

気がするだけで実際上は無理です。

 

お察しのようにディオゲネスは只者ではないから、

ちらりとネット検索でもすれば、

数々の伝説的逸話がたくさんたくさん、

出て来ますからどうぞ。

樽を満たすくらいには出て来ます。

 

たぶん最も名高いのは、

アレクサンドロス大王との話。

ディオゲネスの評判を耳にしてやって来たアレクサンドロス大王。

彼は大王ですから、

大王らしく、

「そのほう何か望みがあるならば叶えよう」

と尋ねた。

答えてディオゲネス曰く、

「では、そこをどいて下さい。日陰になりますから」。

いかにも彼らしい、

という話です。

 

ディオゲネスは第一級の有名人であるから、

あの『吾輩は猫である』にも登場します。

そこで彼の言葉として引用されるのは、

「男が妻を得るのはいつが良いか? 未熟な若者の頃では早すぎる。成熟した大人になってからでは遅すぎる」

という旨のものです。

樽の中でそんなことを考えて暮らしたのが、

ディオゲネスという人です。

 

この種の、いかにも、らしい話というやつは一般的にどうも、

後付けの捏造疑惑が常に付きまといますが、

そんなことは気にする必要はありません。

むしろ、

伝説を捏造されること自体、

大物の証拠なのでして、

俗に言う「キャラが立っている」というやつです。

そういう人なんだな、と思ってよろしい。

確か二か月ほど前、

長岡半太郎博士のことを書きましたが、

似たもの同士。

そんな印象がありますね。

 

うすうす想像が付くように、

このタイプの人は、

人物としては魅力的であり、

だが身近な付き合いは御免蒙りたい。

ということになります。

変人と付き合うには、

当方の側にそれなりの心構えと寛容が求められますからね。

いちいち振り回されるのでは、

堪ったものではない。

 

しかし、

人と人との腐れ縁というものが世間にはあって、

どうにもならない場合もあろう。

いっそのこと、

こっちも変人になってしまう。

それが最も手っ取り早い解決法なのですが、

それが解決法だと思える時点で、

既にこちらも変人になりかけていることに気付くのであった。

もはや手遅れです、

諦めましょう。

 

それでは突然ですが毎度おなじみ意味なし五七五、

「権利」の非正規表現。

 

 

次回は「コットン」です。

hirano関数@2012/10/29 10:38
「くす玉」の非正規表現

こんにちは、関数です。

 

前回は髭の話をしました。

髭と言えばむろん、危機一発です。

危機一髪でないことに注意。

 

よくある日本語の誤用として、

危機一髪でなく危機一発と書いてしまう、

というものがありますが、

その誤用はここにおいて誤用でないのであって、

誤用こそが誤用です。

何やらごよごよした物言いをしてしまいましたが要は、

危機一発という商品名なのです。

怖る怖る、

えい、

ナイフ一発。

すっぽおおんと一発。

あちゃあ。

そのようなニュアンスを込めた駄洒落でしょう。

 

いま吾人は、

あちゃあと申しました。

しかしそれは果たしてあちゃあであるか。

すなわち、

黒ひげ氏を狭隘な樽空間からこの広大な宇宙空間へ射出するに至らしめることは、

成功なのか、

失敗なのか。

飛び出させるのは勝ちか負けか。

これが、

解釈次第でどちらにもなり得る所が、

このゲームの興味深い点です。

 

一説に曰く、

あれは樽の中で縛られている仲間の縄を、

ナイフで切って救出するものである。

一刻も早く仲間を救わねばならぬ、

いま救い出さねば彼は、

彼を捕えた敵方の手にかかって処刑されてしまう、

その意味において危機一髪である。

そうして見事、

ナイフが縄を探り当て、

彼はめでたく解放されましたとさ。

ゆえに、一発、

彼を飛び出させた者が勝者である。

 

また一説に曰く、

あれは樽の中に縛り上げた捕虜を、

苛むものである。

あっさりやってしまうのでは腹の虫が収まらぬ、

じわじわと嬲り殺してやる。

恐怖に泣き叫べと樽の外からざくざくナイフを刺す。

その意味において危機一髪である。

ところがそれが間違いのもと、

野郎を縛った縄がうっかりナイフで切れてしまい、

逃げられた。

ゆえに、一発、

あの野郎を飛び出させた者は敗者である。

 

また一説に曰く、

捕虜だ、嬲り殺しだ、泣き叫べまでは同じだが、

逃げられはしない。

散々ざくざくやった挙句に、

ついに致命の、一発、

野郎にとどめを刺した者が勝者である。

哀れな黒ひげは昇天す。

昇天? なるほどそれで舞い上がるわけか。

 

このように諸説紛々ですが、

言うまでもなく、

後二者はいかにも不穏当な説です。

まあひどいわ、

子供のおもちゃなのよ、

そんな残酷なことを考えるなんて。

世間のお母さま方は眉をひそめて、

こんな悪い話をブログなどで公開する吾人に詰め寄るでしょう。

詰め寄られたら吾人は逃げる。

 

そうして、

黒ひげ危機一発は不朽のロングセラーです。

おそらくは、

すっぽおおん、あちゃあという解釈の遊び方でもって。

 

それでは突然ですが毎度おなじみ意味なし五七五、

「くす玉」の非正規表現。

 

 

次回は「権利」です。

hirano関数@2012/10/26 11:06
「きなこ」の非正規表現

こんにちは、関数です。

 

前回カールという無名詩人が登場しましたが、

カールおじさんという有名人もいるよな、

ということが、

すぐ思い浮かびます。

にこやかに歯をむき出した大口を黒々とした髭で囲繞せられたる、

愛すべきおじさんです。

 

あの朴訥たる風貌にして、

名前がカールだ。

むろん、

菓子の形状がカーリーであるゆえにカールで、

その菓子の広告係であるゆえにカールおじさんなのですが。

この取合せの妙は、

意外な効果をもたらします。

たとえば、

北はバルト海沿岸から南はプロヴァンス地方に至るまでの版図を築き、

古代ローマ帝国の西の後継者、

西ヨーロッパ諸国の父と称えられる王、

フランク王国の光輝を最も高めた偉大なる英雄、

その人こそは、

カールおじさんです。

 

学校で「カール大帝」って習うとき、

たちまちにして、

あのおじさんの笑顔が脳裡にちらつく、

という仕掛けになっているのでした。

おかげで興味が湧きます。

カール大帝の彫像の写真など見るにつけても、

髭はどうなってるのかなと、

真っ先にそこを注目してしまう始末です。

果たして、

豊かな髭をたっぷり蓄えていらっしゃるから、

ああ良かったと安堵します。

 

どういうものか、

ヨーロッパ史においてカールという名前は、

とっても面白いんですね。

カール大帝が偉大だからそれにあやかって、

この大帝をカール 1 世として、

2 世、3 世、4 世....と、

ちょくちょくカールという名の王が現れるわけですが。

カール 2 世の別名は、

「禿頭王」です。

カール 3 世の別名は、

「肥満王」です。

一体何がどうしたんだろうか。

 

歴史的に最も存在感あるのはおそらく、

5 世でしょう。

陽の沈まぬスペイン大帝国に君臨したフェリペ 2 世は、

カール 5 世の息子です。

そしてフェリペ 2 世と言えばもちろん、

あの誠にすばらしい、

あごですね。

彼があんなにも強烈なあごを持つ、

ということはそれは、

父親であるカール 5 世から譲り受けたものであるはずです。

そして期待通りに、

カール 5 世もまた、

すばらしいあごをお持ちである。

と言うよりも、

あごは、

ハプスブルク家の象徴みたいなものですね。

少なくともある一時期、

あごは確かに世界の覇者であった。

 

それでは突然ですが毎度おなじみ意味なし五七五、

「きなこ」の非正規表現。

 

 

次回は「くす玉」です。